いざというときに困らないために!初めての葬儀にも役に立つ知識や常識を分かりやすく紹介

当サイトでは、いざというときに困らないために知っておきたい葬儀に関する情報を解説しています。
初めてのお葬式にも役に立つ、知識や常識を分かりやすく紹介していますので、万が一の時には参考になるかもしれません。
お葬式に小さな子供を連れていかなくなることもあるでしょう。
そのようなときに知っておくべき基本も解説しています。
また葬式には数珠は必要なのかという疑問にもお答えし、数珠の種類や選び方も説明しています。
いざというときに困らないために!初めての葬儀にも役に立つ知識や常識を分かりやすく紹介
マナーや作法が大切な葬儀に参列する際には、恥をかかないようにしなくてはならないというプレッシャーを感じる人もいるのではないでしょうか。
そういった場合には、まず葬儀にまつわる常識を知っておくのがお勧めです。
葬儀の場合にその場に合った服装が大切になります。
また香典の金額や用意の仕方、渡し方などの基本的なことも押さえておくと安心です。
葬儀という場に合ったマナーを守ることで、遺族に寄り添う気持ちを表現することができます。
葬儀に行くときの身だしなみや服装の常識
様々な季節に葬儀が行われることがありますが、参列する際にはどのような服装を選べば良いのかという疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。
改まったお別れの場である葬儀に参列するときには、マナーに合った喪服を着ることが大事です。
男性の場合には葬儀ではブラックスーツに白いシャツを合わせて、黒のネクタイを締めます。
靴下や靴も黒で統一するのがポイントです。
ただしお通夜は喪服でなくても、ダークスーツで良いとされています。
女性の場合には喪服のワンピースやアンサンブルなどを着用することが多いです。
肌の露出が少ないものが良いので、スカートの丈はひざ下のものが良いでしょう。
また体のラインが出ないようなデザインのものを選ぶのもマナーです。
そして黒のストッキングとパンプスを合わせます。
基本的には葬儀では夏でも長袖が基本なので、ジャケットは持参するのがおすすめです。
冬は中に防寒対策の下着やセーターを着用するのが良いです。
宗派によって葬儀はどのような点が異なるのか?
意外と知らない方が多いのですが、宗教や宗派の違いから執り行われる葬儀の内容は違ってくるので知っておくとこの先便利でしょう。
日本人の多くは仏教に属しているため、基本的には葬儀は焼香をメインに行われることがほとんどです。
また、火葬することが一般的で、お経を唱えて供養するスタイルが確立されています。
アメリカや欧州の場合だとキリスト教が広く知れ渡っているので、十字架を使用した協会での供養がメインになってきます。
そして、日本とは違って土葬をすることが一般的となっているため、国によって葬儀の仕方は大きく変わってくることが分かるかと思います。
それから、仏教はどれもみんな一緒と言うわけではなく、宗派によって行い方がかなり違ってきます。
例えば、浄土宗や時宗に属しているのであれば阿弥陀経を経典にしていたり、臨済宗であれば般若心経、天台宗であれば妙法蓮華経などが経典になります。
それぞれお焼香の仕方や線香の本数が異なってくるので、自分が属しているところはどのような決まりがあるのかを事前に調べておくと良いでしょう。
葬儀に呼ばれた際に用事で行けない場合の断り方マナー
葬儀に呼ばれた際に用事で行けない場合の断り方ですが、相手に失礼のないようにすることは葬儀だけではなく冠婚葬祭の全てに共通する基本的なことです。
お葬式の場合、用事で行けない際には、簡潔に断ることが適切であり、長々と理由を述べたてるようなことはすべきではありません。
遺族は故人を失った悲しみの最中にあるわけですから、こちらの事情など率直に言って知ったことではなく、関心もないことが普通だからです。
そのような際に事細かに理由を伝えても意味がなく、鬱陶しいだけでしょう。
諸事情によりとか、都合がつかないためといった簡潔な形が最も適切です。
会社などで取りまとめをしているような際には、その担当者に同様のことを連絡するだけで構いません。
なお、通夜と告別式が開催されて参列が求められている場合、どちらか片方だけでも参加できる場合は欠席扱いと考える必要はないというか、そもそも欠席扱いではないのですから断る必要もありません。
葬儀で包むお香典に関する知識やマナー
葬儀で渡すお香典の金額の相場は、個人との間柄や年齢などによって変わってきます。
職場の同僚や友人の場合20代で3,000円~5,000円、30代以上になると1万円~5万円ほど。
両親や親戚の場合は20代が5万円ほど、30代以上は5万円~10万円程度が相場です。
また香典袋にも様々な種類があり、宗教や地域によっても使う袋や表書きの内容が異なるので、必ず確認してから用意してください。
表書きには自分の名前をフルネームで記載し、中包の裏面にも名前と住所を記入しましょう。
ご祝儀の場合は新札を入れますが香典の場合新札は好ましくありません。
包む際はお札を確認し、もし新札だった場合は折り目を付けるなどしてから入れるのがベスト。
葬儀で香典を渡すタイミングは受付を済ませた後が好ましいです。
「この度はご愁傷さまです」などとお悔やみの言葉を一言述べてから渡すようにしてください。
ご遺族の失礼にならないためにも、マナーや作法には十分気をつけましょう。
葬儀の受付を頼まれたときの心がけとやり方
身内や友人から葬儀の受付を頼まれてしまった場合、初めて受付をする方であるとかなり緊張して困惑してしまうと思います。
葬儀の雰囲気はいつだって重苦しくてかしこまっているので、その空間が苦手だとする方も多いかもしれません。
しかし、任されたからにはしっかりと取り組むことが大切になってくるので、頼まれた際にはどのような心がけをしておくべきかについて丁寧に説明していきます。
まず、葬儀に参加する方の大体の人数を把握しておき、参加名簿に目を通しておくと良いでしょう。
また、芳名カードを受け取ることになるので、内容が漏れないようにちゃんと確認をして本人であることを明確にすることが大切になります。
次に、香典を貰った際には姿勢を低くして「お預かりします」と丁寧に感謝の言葉を述べることが大切です。
できれば両手でしっかりと受け取るようにして、頂戴した香典は綺麗に整えてまとめて置くようにしてください。
基本的なマナーとして言葉使いに気を付けることもかなり大切なので、丁寧語を意識することはとても重要になってきます。
葬儀における喪主の役割と留意点は
葬儀の際に喪主は、故人から最も近い血縁者が担うことが多いです。
身内がいない場合は、親友などが担当するケースも見られます。
死亡届けを提出したり葬儀の打ち合わせにおいていろいろ決めたりする役です。
お通夜や告別式では、訪れた弔問客に対して挨拶をします。
葬儀中にも遺族代表として、みんなの前で挨拶する機会があるでしょう。
またお焼香などを行うのもトップバッターです。
喪主を任されて緊張するかもしれませんが、多くのことは葬儀社スタッフが指示してくれるので安心です。
もしも悲しみが深かったり心身が弱っていたりするなら、担当を無理に受ける必要はありません。
代わりの人に担ってもらえば良いのです。
いろいろと決める役割があるので、引き受けるのが辛い場合はその旨を親族やスタッフに伝えるようにしましょう。
お葬式が終わってからも、お香典返しの用事や四十九日までの法要などがあります。
それらに関しても遺族代表として動くことになります。
告別式で役割が終わるわけではありません。
葬儀中に使ってはいけない忌み言葉に気を付けよう
葬儀中には使ってはいけない忌み言葉があります。
弔辞を述べるような際はもちろんのこと、遺族や受付の方との挨拶においても十分に配慮するようにしておきましょう。
最も気を付けるべき葬儀での注意としては、人が亡くなるという不幸が重なったり続けて起こるようなことを連想させる言葉です。
重ね言葉はよく言われることですので気を付けておいたほうが良いですが、またまた・返す返す・重ね重ね・いよいよ・次々といったように、日本語には同じ言葉を2回繰り返すことがごく普通にありますが、これは不幸が重ねて起きることを連想させるため相応しくありません。
重ね言葉ではなくても、再び・続いて・追って・引き続きといった言葉も不適切となります。
この他にはダイレクトに死や苦しみを連想させる言葉も忌み言葉とされており、死の代わりには逝去などと言い替えたりするのが適切です。
あまりにも気を遣い過ぎてまともな挨拶にならなかったりしては困りますが、一応配慮しておきましょう。
身内が亡くなったときの葬儀の準備やおおまかな流れ
自分の家族が亡くなると悲しみに打ちひしがれる中でも、残念ながら時は待ってくれません。
「その後」のことを準備していく必要があります。
まずは葬儀会社への連絡です。
近年は故人や家族が予め選んでいる場合がありますが、そうでない場合は亡くなった病院に候補会社を教えてもらうとよいでしょう。
次に、葬儀会社と大枠の流れを決めていきます。
家族葬にするのか、ある程度の参列者を見込むのか、その場合人数をどれくらい見込むのか、形式はどうするのか、といった事柄や日程です。
多くの場合、火葬場の空きをまず最初に、その後僧侶の都合を確認します。
その結果に基づき通夜も含めた日程を決めていきます。
日程が決まったら、親類等連絡すべき人たちに日程や場所を連絡します。
並行して葬儀の詳細を決めていきます。
祭壇や生花等をどうするか、通夜の振る舞いや返礼品はどのようなものをどれくらい用意するのか、ご遺体を葬儀までの間どうするのか、といった内容です。
家族だけの葬儀のメリットデメリット
一般葬は、弔問客や参列者が何人来てくれるか分からないだけでなく、参列者や弔問客が誰かわからないままに対応しなければならない精神的にも身体的にも負担が大きい作業を何回も繰り返さなければなりません。
一般葬は、故人の冥福を祈り黄泉路に送り出せたと言う満足感よりも、なんとか無事葬儀を執り行えたと言う使命感の方が強く故人を満足に弔えないのが実情でした。
家族だけで執り行う家族葬は、気の知れた家族しかいないので精神的にも身体的にも負担が大きい接客がなく、全ての時間を大切な故人との語らいに当てられるメリットがあり、本当の意味で故人の冥福を祈り弔う事ができます。
家族だけの葬儀は、対外的な体裁を整える必要がないので従来の葬式仏教の慣習に従う事なく自由な葬儀が可能であり、宗教色を一切漂わすことのない明るく清々しい葬儀を執り行えるのも大きなメリットです。
家族だけの家族葬は、一般葬に比べて弔問客や参列者が少なく、規模が小さいので経済的負担が少ないのも助かります。
葬儀のお香典返しに関する常識や品物
葬儀のお香典返しについてですが、これは葬儀で頂いた香典に対する返礼の意味があります。
一般的には頂いた金額の三分の一から半額程度の品物にしますが、特に身内などから数万円以上の高額の香典を頂いた場合にはこれにこだわるものではなく、より少なくても構わないとされています。
時期的には忌明けから1ヵ月後くらいが目安ですが、一方で葬儀当日に準備しておくケースもあって、この場合には頂いた金額ごとに別々の返礼をすることもないわけではないものの、煩雑さもありますので全員一律とし、一部に高額の香典を頂いた方にのみ後日追加で送るケースが一般的です。
品物には、後に残らないものということで食料品や飲料が多く、かつ日持ちもする物として例えばお茶・コーヒー・海苔・砂糖などが定番でしょう。
使えば無くなる石鹸や洗剤などの日用品も良く選ばれます。
一方、このジャンルに該当したとしても肉や魚、あるいは酒類はあまり適切ではありません。
葬儀を依頼する業者の選び方ポイント
葬儀業界は、保守的なだけでなく閉鎖的な業界だったのでブラックボックスと呼ばれていた時代があり、訴訟にまで発展した損害賠償請求事件が数多くあった不誠実な会社が多い危険な業界です。
現在では、メディアへの暴露や異業種の大手企業の参入により追加料金が発生しないセットプランが主流となり、ブラックボックスがあまり目立たなくなった状況です。
しかし、現在も医療機関から紹介された会社に依頼すると数量一式と記載された簡略明細で高額請求されることが少なくなく、葬具の価格やプランなども分からないままに葬儀を執り行ってしまうことがあります。
その為、気持ちの良い葬儀を執り行うには実績ではなく、誠実な業者を選ぶことが必要不可欠です。
誠実な業者は、見積書や請求書も記載項目が多く一式ではなく確かな数量を記載していますが、一見詳細すぎて分かりにくく感じるものの1つずつ丁寧に説明してくれるので誰でも納得できます。
また、最初から最後まで同じ担当が責任を持って進行してくれ、何か疑問に思ったことがあれば気軽に聴けるのも重要なポイントです。
実績は、地元密着で長く営んで居れば、自ずとついてくるものなのであまり参考にはなりません。
キリスト教の場合の葬儀の仕方や特徴
"キリスト教の葬儀は宗派で方法や流れが違います。
カトリックでは司祭(神父)が、プロテスタントでは牧師が式を執り行います。
一般的にカトリックの場合は葬儀と告別式が別々、プロテスタントは同時です。
カトリックには本来お通夜にあたる風習はありませんが、日本に合わせて通夜をする場合もあります。
そして司祭(神父)の入場に始まり、開式、葬儀のミサ、告別式、聖歌斉唱と続き、その後弔辞や弔電の紹介、献花、遺族の挨拶という流れになります。
プロテスタントの場合は前夜式というものがあり、そちらがいわゆるお通夜になります。
葬儀はまず牧師と一緒に棺と遺族の入場があり、棺はそこで祭壇に安置されます。
その後聖書の朗読と祈祷、牧師の説教があります。
弔辞や弔電の紹介など、後の流れはカトリックとほぼ同じです。
なお献花は日本で言うお焼香にあたり、お香典は「献花料(御花料)」という名前になります。
献花料はカトリックでは「御ミサ料」、プロテスタントでは「忌慰料」などと書く場合もありますが、事前にどちらの宗派かわからない場合は「献花料」と書くのが無難でしょう。
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葬儀はなぜ友引に行うのはあまり良くないと言われるのか
葬儀は、故人の冥福を祈りながら弔う神聖な葬送の儀式ですが、死を不浄と考える宗教も存在するので縁起が悪い事から行われないのが常識です。
友引は、古代中国の九流れの1つとされる陰陽家の考え方で友に凶禍が及ぶ方角を指す言葉であり、三国志の諸葛亮孔明が発案したとも言われる六曜では良くも悪くもないにとされるものの陰陽家の考え方と混同され、友人を死に誘うイメージを持たれることから葬儀は忌まれた。
しかし、陰陽家や諸葛亮孔明ないし唐の李淳風も仏教に傾倒していた事実がなく、六曜に至っては李淳風の六壬承訣とも考えられているので仏事と関連づけていること自体が間違いです。
葬式仏教の慣習にも六曜に関する記述はなく、友引に限らず仏が滅すると書き表す仏滅や何をやっても良くないとされる赤口に葬儀を執り行っても何の問題もありません。
僧侶や業者であれば、六曜が仏教と関係ないことを熟知している筈であり、何故教えてくれないのか別の意味で矛盾を感じてしまいます。
葬儀でお寺に渡すお布施の相場額は?
葬儀でお寺に渡すお布施の相場額は、通夜と告別式でお経を読んでもらった場合には15~50万円程度と幅広く、地域や宗派だけでなく檀家などの寺院との関係性によっても大きく異なっているのが実情です。
世間では、資本や経費などを使わなくても利益を得ていることから「とうごうさんぴん坊主丸儲け」と言われており、10割税金を払っているサラリーマンに対して宗教法人の納税額はゼロと揶揄されてきました。
宗教活動に伴う実質的な喜捨金と認識されているお布施は、葬儀や法事などの読経で間違いなく僧侶に支払われている筈ですが、正直に全てを申告している寺院が少なく正確な平均額がわからないのが実情です。
しかし、宗教活動に伴う実質的な喜捨金は、課税対象とならないのでどの様に申告しても関係ありませんが、明確にしないことでより多く納めて貰おうとする考えがある様で下衆な勘ぐりをしてしまいます。
相場は、経済規模の大きな関東地方や近畿地方では20万円とされていますが、北海道地方や九州地方など他の地域では15万円となっています。